わたしも今日から「スピーチ上手!?」
- 2月18日
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2026年1月28日(水)、中央支部事務所にて1月度ふらっと研究会を開催しました。
今回の講義では、K-BEC(国領ビジネス・エデュケーション・センター)代表の国領みどり先生を講師に迎え、「あなたも今日からスピーチ上手」というテーマで、コミュニケーションとスピーチの極意を学びました。
中小企業診断士として活動する上で、自分の考えを正確に伝え、相手の信頼を得るための具体的なテクニックが満載の、非常に濃密な時間でした。
1.コミュニケーションの本質と「聞き手の決定権」
講義の冒頭で印象的だったのは、コミュニケーションとは単なる情報の伝達だけでなく、「感情的側面」「暗黙の了解」から「表言の了解」へと意識的に移行する必要があります。
特に心に留めておきたいのは、「聞き手の決定権」という考え方です。
話が伝わったかどうか、その内容がどう解釈されるかは、話し手ではなく聞き手側が決定しているという事実は、常に相手の立場に立った伝え方を意識させてくれます。
事例を交えた解説も鮮やかでした。
その後繰り返してその事例の話をすることで、受講者の頭にビジュアルな記憶が残り印象付けられます。これも、随所に見受けられる素晴らしいセミナーテクニックのひとつでした。
2.第一印象をコントロールする
スピーチの内容以前に、第一印象がいかに重要です。
たとえば「メラビアン効果※」では、第一印象の形成要素のうち、非言語情報(見た目や立ち振る舞い)が55%、声のトーンが38%を占め、言葉そのものの内容はわずか7%に過ぎない、と言われています。
第一印象を良くすることで、自分を信頼してもらい、本題にスムーズに入れるという大きなメリットがあります。
講義では、今までもこれからも多く実践するであろう自己紹介を、受講生皆で複数回トレーニングしました。
3.「あがる」ことへの対策と、本番でのテクニック
人前で話す際に「あがる」のは決して悪いことではなく、むしろエネルギーが出ている証拠だという先生の言葉に勇気づけられました。
大切なのは、そのエネルギーを「相手に伝える力」へと変換することです。
実践的なアドバイスとして、以下の点が挙げられました。
徹底したリハーサル
スティーブ・ジョブズの逸話を交え、準備の大切さを学びました。
スタートの「4秒の間」
話し始める前に会場全体を確認し、4秒ほどの間を取ることで、聴衆の注目を集め、落ち着いて第一声を発することができます。
「これだけは話す」を決める
細部を忘れても、核となるメッセージさえ決めておけば、はっきりと言い切ることができます。
国領先生は、とあるセミナー登壇で現地に着いたら、なぜか演目が異なっていたことがあるそうです。そんなことがあっても何とかしてしまった国領先生に、プロフェッショナルの矜持を感じました。
4.講義を終えて
今回の講義を通じて、スピーチは単なる「お喋り」ではなく、周到な準備と聴衆への配慮から成る「技術」であることを実感しました。
短い講義の中で、実にさまざまなポイントを教わりました。
たとえば、自己紹介では最初と最後に姓名を名乗ることで顔と名前を一致させて覚えてもらう工夫など、細やかな配慮がプロの仕事なのだと学びました。
その後は、恒例の懇親会です。
会話に花咲き、日本酒も進む楽しい夜が過ぎていきました。

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