声が変わると、伝わり方が変わる— 実践だらけのボイストレーニング回 —
- 土田 喬志(管理用)

- 3 日前
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更新日:2 日前
2025年12月23日(火)、中央支部事務所にて12月度ふらっと研究会を開催しました。
今回のテーマは少し毛色が変わって**「話し方・声」。
プロデューサーは日置大樹会員、講師にはプレゼン専門ボイストレーナーの藤本 京さん**をお迎えしました。参加者は診断士20名弱。年末にも関わらず、会場は熱気に包まれていました。
■ 入室した瞬間に分かる「いい声」
印象的だったのは、藤本さんが部屋に入ってきた瞬間。
挨拶の声を聞いた時点で、「あ、講師の方が来た」と分かるほど、通る・響く・心地いい声。
まだ姿が見えないのに存在感が伝わる、まさに“声の力”を体感するスタートでした。
■ 座学ゼロ。とにかく実践!
今回の講義は、座学はほぼなし。
最初に簡単な自己紹介で現状チェックをした後、すぐに声出しの準備運動へ。
水分補給から始まり、
ー 鼻に響かせる発声
ー 母音「あいうえお」の正しい口の形
ー 表情筋トレーニング
ー 舌をフル活用する滑舌トレ(ベロトレ)
ー 抑揚をつけるサイレン練習
ー 低音を前に飛ばす発声練習
とにかく声を出す・体を動かす・また声を出すの繰り返し。
「ただ大きな声を出す」のではなく、感情を乗せるための声づくりという視点が新鮮でした。
正直、かなり疲れます。
でも、不思議と楽しい。
■ 「部活後」みたいな空気感
終盤には、学んだ技術を使って一人ずつ自己紹介を実践。
腕を振りながら全力で → 次にナチュラルに、の2セット構成。
「えー」と言ったらやり直し、という藤本さんの容赦ない(でも愛ある)指導もあり、会場には笑いと緊張感が同居していました。
終わった後、みんな少しぐったり。
でも表情は明るく、どこか達成感がある。
まるで部活後の教室のような空気感が、とても印象的でした。
■ 懇親会は、声が大きい?
懇親会は「コレット」へ。
いつも通り和やかな雰囲気でしたが、ひとつ違ったのは——
みんな、声が大きい。
これもボイトレの成果…?と思ってしまうほど、会話がよく通る。
藤本さんはお酒を飲まれない方でしたが、嫌な顔ひとつせず最後までお付き合いいただき、場の空気を柔らかくしてくれていました。
■ まとめ:声はスキル。鍛えれば変わる
今回の研究会で強く感じたのは、
「話し方・声」は才能ではなくスキルだということ。
声が通るだけで信頼感が変わる
抑揚があるだけで説得力が増す
表情と声が揃うと、言葉が刺さる
士業や経営者にとって、「何を話すか」だけでなく
**「どう伝えるか」**がいかに重要かを、体と声で実感する回でした。
藤本さん、日置会員、そして参加された皆さん、ありがとうございました。
2025年最後のふらっと研究会にふさわしい、熱くて楽しい締めとなりました。



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